有限会社ひのでやエコライフ研究所は、9月27日に本社を移転し、Scope1,2におけるカーボンニュートラルを実現する見通しとなったことを報告いたします。また本社のリフォームにあたっても、モデル的な環境負荷低減の配慮を行いました。施設や経験を活用し、社会全体が持続可能に進むために、少しでも貢献したいと考えています。
カーボン中立
・太陽光発電装置を設置しました。
・CO2排出係数が0となる電力をたんたんエナジー様より購入して使用しています。
・屋根裏、外壁、床に断熱材を設置しました。
・新規設置した窓については、Low-e二重ガラスの窓としました。
・省エネ性能が最高ランクのエアコンを設置しました。
・すべての照明をLEDにしました。
・部屋を仕切り、利用形態に応じて冷暖房範囲を限定できるようにしました。
循環経済
・解体したのちの新築ではなく、全面的なリフォームで対応しました。
・再生可能資源(木材、羊毛断熱等)を積極的に利用しました。
・ふすま、障子、洗面台、トイレなど以前設置されていた設備を廃棄せずに、最大限活用しました。
・机、椅子など、以前の事務所で使用していた什器は、引き続き使用しています。新事務所での不足分は可能な限り中古品を調達し、不要となったものは引き取ってもらえるよう手配しました。
・飲食で発生する食品廃棄物は、コンポストを行い、社屋菜園で利用しています。
・古紙、機密紙書類、プラスチック、金属等、基本的な分別リサイクルを行っています。
ネイチャーポジティブ
・地域産(京都市内産)の木材を内装に全面的に利用しました。※みやこ杣木を利用しています
・屋内木材の塗装には柿渋、建築用荏油(えごまあぶら)を使用しました。
・自然素材である羊毛を壁面・床面の断熱として利用しました。
パートナーシップ
・断熱材の設置、床・壁の作成等については、ワークショップを行って実施し、多くの参加者と協力して作り上げました。
・リフォーム工事、什器補修・制作、ワークショップ実施などに関して、知り合いを通じて、ノウハウを持つ大工・デザイナー・専門家等と協力して実施しました。
・一部の部屋をカーボンニュートラルのシェアオフィスとして貸し出しできるようにしました。
建物の長期利用に向けた配慮
・床下はコンクリートべた基礎とし、メンテナンスのための点検口を大きくとりました。
・耐震計算を行い、新たに耐震壁を設置するなど、補強に努めました。
今後とも、よろしくお願いします。