若者2人と暮らす生活で、彼らが順応・適応・変化していったことについて書いておこうと思いまして、
1,炊飯器をやめるの段
2,風呂の残り湯を洗濯に使うの段
3,雨水タンクをトイレに使うの段
4,ミツロウラップを使うの段
5. シリコンスプーンを使うの段
6,金属フィルターを使うの段 ときました。
今回の項目まで6月に下書きで書いていました。
その後、前回書いたようにいろいろありまして、3ヶ月が経ち彼らは巣立ってしまいました。
他にも書きたいことはあったはずなのですが、ひとまず「若者とのくらし」コラムは一旦終えます。
また、別の機会がすぐに訪れると思うので、その際に他の項目について書きたいと思います。
それでは、参りましょう。最終回、アルミ缶の段
若者たちは、毎日必死に仕事をしたり、勉強をしたりしているので、帰ってごはんを食べた後は、グビッと一杯のビールやビールもどきを飲みます。
そうして、創作活動や議論をしたりして、貴重なプライベイトタイムを楽しんでいるようです。
うちでは、なるべくごみを出したくないと思って生活をしているのですが、できればリサイクルもしたくないと考えて生きています。
「リサイクルもしたくない」という表現は、ちょっと語弊がありますね。
リサイクルするのにも多大なエネルギーや水を要するので、リサイクル以前にリユースしたり、そもそも使わない暮らしをしたいのです。
たとえば、ペットボトル飲料はほっとんど買いません。その代わり、水筒を持ち歩いたり、炭酸水を飲みたくなったら自家製の酵母ソーダを作ったり、リユース瓶の炭酸水を買ったりします。
ペットボトルを資源ごみとして出すのはとても少ないです。
調味料もワインもすべてリユース瓶を使っていると、ほとんどリサイクルごみは出ないのです。
彼らが来てから、アルミ缶ごみは確かに増えました。
アルミ缶は、リサイクルに出してもいいのですが、貴重な資源として自分たちで使うこともできます。
そこで、2ヶ月ほど経ってから2つのことを提案しました。
・常に瓶ビールをケースで買って置いておくので、飲みたい時はここにコインを入れて自分で冷やして飲んでちょうだい。
というもの。もう一つは、
・缶ビールを飲んだ後は、洗って切り開いてちょうだい。
というもの。
缶を切り開くのが面倒だったら、瓶ビールを飲めばいいし、
瓶ビールが高く感じるのであれば、ビールもどきを買ってきて缶を切り開いたらいいし。
若者たちは、このハイブリッドを見事にこなし、うちのごみ箱はあふれかえらなくなりました。
そもそも缶、びん、ペットボトルの資源ごみは出る頻度が低かったので、これまでは2ヶ月に1度程度しか出していませんでした。
また、ごみ箱自体が、オフィスデスクの下にあるような小さな小さなごみ箱でした。
ごみ箱は小さなままで、4人になっても出す頻度は月に1度以下になりました。
アルミ缶を切り開いたアルミ板は、冬に作る予定の集熱板の材料になる予定です。
その頃には、若者たちはこの家に居ません。わずか5ヶ月の滞在です。
*** この後、9月と10月に彼らは巣立っていきました。家が静まりかえって少しさみしいです。***