報告が遅くなりましたが、ベランダで太陽光発電ワークショップ(第2期)が終了しました。
第2期は、全3回とも平日の午前中を中心に開催しました。
今回は自作組のために3回目の前に2.5回目を行い、そこでコントローラーを自作してもらい、
全員チャージコントローラーがそろった状態で3回目を向かえられるよう工夫してみました。
第0期、1期と比べると少し男性陣が多かったような気がします。
また、今回ははんだ付けの経験者もいたり、熱心な期だった印象があります。
今回の会場は、顔のみえるエネルギープロジェクトを始めたかぜのねをおかりしました。
かぜのねの春山さんもWSに参加してくださいました。
また、3回目では、京都市東山青少年活動センターの創作工作室を利用しました。
がっちりとした机と、はんだごてなどの道具もそろっていて太陽光WSにはもってこい会場でした。
参加人数が多いと、こちらもへとへとになるのですが、
最後はみなさん楽しんでもらえたようで、よかったです。
■太陽光の直流の電気をそのまま使って音楽を聴く様子(※電圧は調整しています)
▼【第1回】電気のことと太陽光発電の基礎
2014年2月13日(木)10時00分から かぜのね にて
第1回は、やはり電気に関係する基本的なことや、
太陽光システム、バッテリーに関するお話からスタートしました。
電気はショートさせると危険なことや、バッテリーとの付き合い方も紹介。
消費電力測定機「ワットチェッカー」の使い方について説明や実演を行い、
恒例ですが太陽光で動かしたい電化製品の消費電力を調べてきてもらう宿題を出しました。
まずは、電化製品がどれだけ電気を使っているかを知ることが大切なのです。
■畳の会場でみなさん熱心に講座を受ける。(写真提供:かぜのね春山さん)
▼【第2回】省エネも学び太陽光発電をデザインしよう
2014年2月20日(木)10時00分から かぜのね にて
第2回は、使うエネルギーを減らす見直す「省エネ」のお話。
今回もやや時間が足りなくて、コンパクトなお話になってしまいました。
配布資料には、けっこうがっつりと情報を載せてあるので、
家に帰ってからゆっくり読んで頂ければと思います。
太陽光発電の活用幅を広げる「省エネ」。ベランダ太陽光発電にこの知識は欠かせません。
ワットチェッカーによる測定調査の宿題も踏まえながら、ワークシートを使って、
自分の太陽光発電システムをデザインしてもらいました。
今回も、みなさんものすごく丁寧に測定調査をやっていて驚きました・・。
■いや、ホント熱心・・。
■ワークシート使って、自分の太陽光発電システムをデザイン。
▼【第2.5回】自作組のコントローラー製作
2014年2月24日(月)10時00分から ひのでやエコライフ研究所 にて
コントローラーの自作を希望した自作組のための2.5回。
「鉛フリーはんだが溶けにくい」「部品が細かくて見えない」などなど、
組立に関しては、みなさん本当にいろいろと苦労があったのですが、
最後は残りひと組のコントローラーの不具合原因を発見すべく一致団結したのでした。
朝から夕方まで長丁場お疲れ様でした。
※不具合の原因は、結局たった1箇所のはんだ不良でした。
▼【第3回】太陽光発電を組み立てる(自作組の居残りもあるよ)
2014年3月6日(木)10時00分から 京都市東山青少年活動センター にて
第3回はよいよ太陽光発電システムの組立です。
ケーブルのカットや圧着端子の取り付けなどに慣れていない方向けに
基本的な道具の使い方講座をやりました。
その後、パネルサイズごとにテーブルに分かれて、作業を進めてもらい、
ほぼ全員が作業が一段落したところで、注意点について共有しました。
■まずは自分のデザインしたシステムの復習から。
■容量の近いパネル同士で作業。うまい具合にテーブルが別れました。
■圧着工具は結構力がいります・・。両手を使って慎重に。
■12Wパネル組完成。
■50Wパネル+自作組も完成。
■自作組は3色チェッカーを組み立てるべく居残りです。
■自宅でiPadを充電している様子。すばらしい!(写真は参加者提供)
第2期に参加されたみなさま、本当にお疲れ様でした。
春はたくさん発電できる季節になります。調子に乗って電気ポットやドライヤーなど、
インバーターの定格を超える電化製品をつながないよう、くれぐれも注意して下さい。
第3期は、2014年5月13日からスタートします。
どんな方が参加してくださるのか次回も楽しみです。