2.「自己省エネ診断」
2.「自己省エネ診断」は、書籍やインターネット上の省エネに役立つ情報や、コンピュータソフトウェアによる省エネ診断をもとに、自分で、提案された改善策を実施していくものである。アメリカで提供されている省エネ情報のほとんどは、このタイプのものである。
省エネ診断を行うコンピュータソフトは、オンラインで提供されているものもいくつかある。代表的なものは以下のとおりである。
(1)Alliance to Save Energy
大手エネルギー会社(石油、電気など)が設立した全米省エネ組織で、簡単なオンライン診断ソフトが提供されている。
<Alliance to Save Energy>
http://www.ase.org/
(2)Home Energy Saver(Home Energy Advisor)
Lawrence Berkeley National Laboratoryが開発した、オンライン省エネ診断ソフトである。郵便番号を入力したら、その地域の平均的な家庭の年間の用途別電気代と、エネルギー効率の良い家庭の年間の用途別電気代と、設問が現れる。設問に答えれば、自分の家の現在の年間の用途別電気代と、提案された対策をとった際の年間の用途別電気代が表示され、比較できる形になっている。さらに、「改善策を見るもしくは変更する」というアイコンをクリックすると、対策メニューとそれらを導入するためのコストとそれらの導入よってどれだけお金が節約できるかという情報を見ることができる。
<Home Energy Saver(Home Energy Advisor)>
http://hes.lbl.gov/
http://hes.lbl.gov/hes/about.html
(3)Home Energy GuideとSmart Energy Choice
NEXUSという企業向けの省エネ診断用ソフトウェアを開発する会社が作り、オンラインで無料に提供している省エネ診断ソフト。家庭と業務のそれぞれの診断ができる。
まず郵便番号を入力し、家庭の様々なデータを入力すると、対策メニューとそれによって削減できる年間の電気代の一覧と自分の年間エネルギー消費量の平均的な家庭との比較、そして、家庭の用途別エネルギー消費量の円グラフなどが現れる。上記のHome Energy Saverより、入力しなければならならい情報が多い。
<Home Energy Guide(Smart Energy Choice)>
http://www.energyguide.com/audit/webauditintro.asp
http://www.energyguide.com/default.asp
(4)その他
以下のような地域版のものもある。Flex your Energyは、カリフォルニア州版、そして、MassSAVEは、マサチューセッツ州版である。また、KEYSPANは、大手ガス会社が出資している省エネの会社がつくったアメリカ北東地域版である。
<Flex your Energy>
http://www.fypower.org/
<MassSAVE>
http://www.masssave.com/
<KEYSPAN>
http://www.energyguide.com/ha/Welcome.aspx?referrerid=150&sid=461