先週に引き続き、弱気な人のためのエコ会話講座第2回目です。今回は、「ガムを道に捨てしている人を注意する」です。道はみんなのものですから、きれいに保ちたいものです。そんな純粋な気持ちを大切に、さあ、チャレンジしてみましょう。
では早速例文から聞いてみましょう。道ばたをあるいていて、向こうからヤンキーっぽいにいちゃんが歩いてきたところです。
にいちゃん: (あなたの目の前で)ぺっ(かんでいたガムを捨てる) あなた: ・・・・・・(目を合わせられない) にいちゃん: (そのまま通り過ぎる) |
さあ、いかがでしたか。聞いているだけでは何があったのか、わかりませんね。でも、弱気なあなたには、心苦しいほど気持ちが伝わってきますね。封印していたはずの昔の罪悪感が、この例文を聞いてよみがえってきますね。
それでは今日の重要センテンスです。いまはヤンキーのにいちゃんもいませんから、遠慮なしに声にだして言ってみてください。
あ、捨てないでください |
もう一度繰り返しましょう。
あ、捨てないでください |
センテンスのポイントです。相手のにいちゃんは、かんだガムを道に捨てるなんて当然のことと考えているでしょう。悪いことだとは分かっているのでしょうが、それを敢えてしている悪びれたところもあります。そんな中、こちらの話に注目してもらうのですから、大きな声で言うようにしましょう。また、最初の「あ、」も大切にしたい一言です。こちらが話をするぞ、とおもわせる「あ、」です。
相手が逆切れするかもしれませんが、心配しないでください。道ばたですので暴力行為を受けても、他に目撃者がいれば、裁判で有利に進めることができます。さあ、自信を持って。
では会話で、練習してみましょう。あなたのパートを声に出して言ってください。
にいちゃん: (あなたの目の前で)ぺっ(かんでいたガムを捨てる) あなた: あ、捨てないでください にいちゃん: あん? 何いってんだよ、・・・・(後略) |
できましたか。この一言で、ヤンキーのにいちゃんもちゃんと聞いてくれます。その後にどのような会話が続くのかは、ここでは言えませんが、がんばってください。何なら、いい弁護士を紹介します。
でも、タイミングを間違えると、うまくいきません。
にいちゃん: (あなたの目の前で)ぺっ(かんでいたガムを捨てる) あなた: ・・・・・・(目を合わせられない) にいちゃん: (そのまま通り過ぎる) あなた: あぁ、捨てないでくださ~い |
負け犬の遠吠えですね。早めに言うことが肝心です。
これで今日からあなたも、「あの一言が言えなかった」暗い過去を抱えながら一生を過ごさなくてもすみますね。なお、殴られる時には、顔だけは防御するようにしたほうが、あとの治りも早いことも覚えておいてください。
では今日の練習はここまで。レッツエンジョイ、エコライフ! また来週。