2023年9月17-18日に開催された品川女子学院の文化祭にて、中等部1年E組様に自転車発電装置をご利用いただきました。詳細な実施レポートを頂きましたので紹介いたします。教室で1日に使う電力使用量を計算してみたのはとてもいいですね。いろんな学びにつながったようで、弊社としても嬉しい限りです。事前にZoomで取材をしたり、丁寧に取り組んでいるなーと感じました。ご利用ありがとうございました!
品川女子学院中等部1・2年生は、文化祭で学年ごとのテーマに沿って、クラスで設定した内容について調査し、展示発表を行います。1年生は、自分たちの「身の回り」にある問題について調査し、そのような問題に取り組んでいる企業や団体の方々に取材して、解決方法を模索しますが、私たち1年E組は、校外学習で太陽光発電について学んだことから、エネルギー問題について、再生可能エネルギーの視点から解決策を模索し、探究活動を行いました。
太陽光発電について学んだ私たちは、「自分たちが使っているエネルギーを作れたら全て解決だよね!」という発想で、身近なところからエネルギーを作る方法はないか考え、「チャリ発電」にたどり着きました。そこで、ひのでやエコライフ研究所様に、チャリ発電の仕組みについて取材をお願いし、さらに、機材まで貸し出していただけることになりました。
東京の品川ではみんな電車通学です。担任が1時間20分かけて自宅から自転車で学校に来ました(汗)
文化祭で来場した方々にチャリ発電を体験してもらいエネルギーの重要性を体感してもらう、さらにエネルギーを作ってもらえて文化祭で消費した電力を賄える、一石二鳥のアイディアでクラスはやる気満々。「発電力をランキング形式にして、入賞者には手作りの景品を渡せばもっと盛り上がるね!」というアイディアも出てきて、実際、文化祭当日は必死にチャリを漕ぐ来場者と応援するクラスのみんなで大盛り上がり!
この調子なら自分たちのエネルギーは自分たちで作れちゃう?なんて思いましたが、現実はそんなに甘くありません。私たちが教室で消費している電力量は概算で1日28386Wh。一方、自転車発電で1日に作れた電力量は、多く見積もって計算してもわずか1.295Wh。2万人以上で自転車を漕がないといけないと知って、来場者もクラスのみんなも、私たちが普段何気なく使ってしまっているエネルギーの重要性を再認識することになりました。
今回文化祭まで、チャリ発電の取材から機材の貸し出しまでサポートしていただき、大きな学びの機会を提供してくださった、ひのでやエコライフ研究所の皆さまに心から感謝です!これからは、教室の電気やエアコンをつけっぱなしにしたまま、体育に行ってしまうことは絶対にありません!
使用機材:
・自転車発電装置×1台
・オプション チャリ発メーター×1台
ご準備いただく物:
・自転車(24インチ以上)
・動かしてみたい電化製品(100Wまで)
その他のご利用例については、イベントでの活用事例をご覧ください。
※エアコンの使用電力量は、設定温度や外気温、室内の温度の状態によって、W数がどんどん変化しますので、今回のみなさんの計算結果は最大使用電力量の概算になるかと思います。断熱がきちんとできていない教室だと、外から熱が入りやすく、また熱が逃げやすいため、エアコンの使用電力量も大きくなってしまいます。大切な学習環境として教室の断熱についても考えてもらえる機会が、今後あるとさらに良いかもしれません。
この企画のために自宅から1時間以上かけて自転車に乗ってきた担任の先生も本当にお疲れ様でした。
文化祭で自転車発電装置を使うと参加する側も企画する側も盛り上がる。
そんな自転車発電装置については、下記ページをご参照ください。
■ 自転車発電装置の貸し出し・製作代行