若者2人と暮らす生活で、彼らが順応・適応・変化していったことについて書いておこうと思いまして、
前回は、風呂の残り湯を洗濯に使うようにしてくれていること、初回は、米の炊飯を電気炊飯ジャーから圧力鍋や鍋に代えたことを書きました。
今回は、雨水のトイレへの利用です。
彼らが使うトイレは、雨水を利用できるようにしています。
浄水を使うこともできますが、雨水の選択肢もあります。
用を足す前に、雨水を貯めるレバーを開く必要があり、多少の面倒が伴いますが、雨水のなくなる速度を考えると、相当使ってくれているようです。
我が家は、古い家でトイレも古いので、1回に12〜13リットルの水が流れています。
最近のエコトイレは、6リットルくらいで流すものが多いですが、私が昔いたデンマークでは、便器で大小を分ける仕組みになっているものが出回っていて、エコな友達の家に行くと、小は2デシリットル、200ccで。大だと6リットルでした。
(と考えると、日本も追いついてきたんだな、6リットルオーダーに。)
一方、雨水の方は、私が住む京都市では、他のどの補助金・助成金よりも補助率が高いです。4分の3!
それほど税金を投入するのは、やはり、近頃の豪雨による被害が大きいものだからと考えられます。
つまり、どんなに小さなダムだとしても、数が集まればそれなりに効果がある!?
各家庭で土砂降りの降り始めをキャッチしてくれたら、側溝が噴水みたいになることも多少は防げる!?
また、補助率が高いだけでなく、とてもフレキシブルです。
以前は、市販品を購入した場合でないとNGだったので、私は手が出ませんでした。昔は雨水タンクは高級だったのです。
でも、DIYしてもいいんです。80リットル以上を貯められるものを活用するのであればOK。日本の役所とは思えない柔軟さです。
そこでうちでは初めに、海外の化粧水を輸入するときに使われている200リットルのプラ製容器を使ってDIYしました。
元の中身がわかっているので、水で洗い流せば雨水を貯める分には問題ないだろうということ、遮光性が高いことなどを理由に、中古でそれを手に入れ、パーツを買って悪戦苦闘しながら(←みんなが。私は助成金を申請する係)、設置しました。
その後、雨水を活用すると、大変幸福感に満ちることがわかり、次々に雨水タンクを買い、合計10個 2トン以上の雨水を貯めています。さながら雨水タンク博覧会状態です。
雨が降るのが楽しみ。雨の予報の前にタンクを空にすべく、せっせこ家までトイレを我慢する。雨が降り始めると、すぐにタンクがいっぱいになるので、雨の間は遠慮なしにじゃんじゃん使う。雨水を使う人生が始まるまでは、あまりなかった価値観をもつようになりました。
明日は、ミツロウラップについて書こうと思います。