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Q2.暖房ではいろいろなエネルギー源を使うことができます。暖房でストーブを使うとき、「ガス」 と「灯油」 と 「電気」、どれがいちばん二酸化炭素排出が少ない?

1.ガスストーブ

2.石油(灯油)ストーブ

3.電気ストーブ

答えは、一番最後にあります

解説

 電気は発電所でつくられます。

 ガスや灯油は、燃料の状態で家庭まで届けられ、家庭で燃やされます。電気は化石燃料を発電所で燃やして、電気を作ります。この化石燃料を燃やす段階で、二酸化炭素が発生します。

 実は電気に変えるときに、多くのエネルギーが逃げてしまっています。化石燃料を燃やして得られたエネルギーのうち、発電所で電気を作るときに約6割が熱になって逃げます。また、遠くから送電されてくる間に5%分が失われ、家庭に届くのはもともとあったエネルギーの35%程度となります。

 つまり、家庭で直接化石燃料を燃やすほうが、持っているエネルギーを有効に利用されることになります。発電所の中には、原子力発電など二酸化炭素を出さない発電も含まれていますが、トータルしてみても電気は最も二酸化炭素を出すエネルギー源になっています。

★★じゃあどのくらい?

 同じエネルギー量(1メガカロリー)で出てくる二酸化炭素を計算してみると、表のように電気が最も二酸化炭素排出量が多く、都市ガスが最も少なくなっています。灯油に比べて都市ガスの二酸化炭素排出量が少ないのは、都市ガスのほうが水素分が多いためです。

都市ガス0.227 kg-CO2 / Mcal
灯油0.284 kg-CO2 / Mcal
電気0.415 kg-CO2 / Mcal

[答え] 1.ガスストーブ


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Last-modified: 2018-05-10 (木) 17:54:02, by 有限会社ひのでやエコライフ研究所