鶏を飼う

 ケージの中で詰め込みでブロイラー(にわとり)が飼われていたり、外を出歩くことができない状態で餌を与えられ続ける牛や豚などを見ていると、家畜に生き物として負担をかけながら作られた肉を食べることが適切なのかどうか、考え込んでしまうところはあります。

 肉類を食べなくても生活できるということを実践している方もいますし、必須というわけではないのかもしれませんが、雑食として長く生きながらえてきた人類としては、おいしい肉を食べたいという欲求は少なからず残されており、それを前提とした体格になっているのかもしれません。

 要するに「健康的でおいしい肉」であればいいわけです。

 ということで、手ごろなところで鶏を飼うことがおすすめです。毎日1羽でおよそ1個ずつ卵を産んでくれます。2-3年くらい卵を産んでくれますが、そのあと絞めて食べてもいいですし、ペットとして飼い続けるのも悪くありません。

 野生の猫やイタチなどに食べられないように、ケージを用意する必要はありますが、できれば庭に放したり、野原があれば時々散歩させてあげてください。虫や石ころや新芽など好きなものを見つけて、食べていきます。

 鶏を飼って便利なのは、調理くず(特に葉物)を食べてくれるところです。ケージにたまってしまったふんは、リン分を多く含む貴重な肥料になります。少し発酵させて、畑やプランターがあるのならぜひ活用したいところです。

 問題は匂いと鳴き声でしょうか。100m四方の近所とは仲良くなっておきましょう。

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Last-modified: 2019-06-12 (水) 16:47:04, by 有限会社ひのでやエコライフ研究所