ベランダで太陽光発電ワークショップ(第1期)が終了しました。
第1期は、全3回とも土曜日の午前中を中心とした時間帯でした。
今回は(無事に?)補講なしだったので、予定通り全3回で終えることができました。
やや少人数でしたが、参加者同士やりとりがしやすく、
毎回とても和やかな雰囲気の会だったのではと思います。
「太陽光発電システムの作り方が分かっただけでなく、電気や発電に対する考え方が変わりました」
と言ったうれしい感想もいただきました。3回の参加で大変だったと思いますが、
エネルギー消費を減らす「省エネ」と、エネルギーをつくる「創エネ」の両方をセットにして、
考える機会を提供できたのではないかと思っています。
■室内から西日をとらえる太陽光パネル
▼【第1回】電気のことと太陽光発電の基礎
2013年11月30日(土)10時00分から Jimukino-Ueda bldg.(南ビル) にて
第1回は、電気に関係する基本的なことや、
太陽光システム、バッテリーのことなどについてお話しました。
電気はショートさせると危険なことや、バッテリーとの付き合い方も紹介しました。
最後に消費電力測定機「ワットチェッカー」の使い方について説明や実演を行い、
今回も太陽光で動かしたい電化製品の消費電力を調べてきてもらう宿題を出しました。
■壁全面がスクリーンとホワイトボードを兼ねた機能的な会場。
■ワットチェッカーの使い方をマスターして、電化製品を調べてみよう。
▼【第2回】省エネも学び太陽光発電をデザインしよう
2013年12月7日(土)10時00分から Jimukino-Ueda bldg.(南ビル) にて
第2回は、使うエネルギーを減らす見直す「省エネ」のお話をしました。
当日は、時間が足りなくて、少しコンパクトなお話になってしまいました。
その分、配布資料にはたくさん情報を載せてあるので、後で読んで頂ければと思います。
省エネしてエネルギー消費量を減らすことができれば、
太陽光発電を活用する幅がぐっと広がるはずです。
ワットチェッカーによる測定調査の宿題も踏まえ、太陽光発電で何を動かすか、
具体的なパネルやバッテリー、交流100Vに変換するインバーターの容量などを、
ワークシートを使ってデザインしてもらいました。
どうしてもテレビを太陽光で観たいと最後まで計算をやり直す方も・・。
それにしても、みなさん、ものすごく丁寧に測定調査をやっていて大変驚きました!
■家にある電化製品を思いつく限り出してみよう。いくつあるかな・・。
■ワットチェッカーの調査結果も踏まえ、自分に合った太陽光システムをデザイン中。
▼【第3回】太陽光発電を組み立てる(コントローラーの自作もあるよ)
2013年12月21日(土)13時30分から ひのでやエコライフ研究所 にて
※自作組は10時00分からコントローラーの制作を始めました。
第3回は、第2回にデザインしたパネルやコントローラーを実際に組み立ててもらいました。
まずは、ケーブルのカットや圧着端子の取り付けなど、
基本的な道具の使い方を練習してもらい、その後、
それぞれが注文したパネルやバッテリーを、ケーブル等でつないでもらいました。
全員の作業が一通り終わったところで、お茶を飲みながら、注意点について共有しました。
今回「過充電防止コントローラー」の自作を選んだ方(通称:自作組)は、
午前中から来てもらい、はんだ付けの練習をした後、
完成見本をみながらの回路づくりをスタートしました。
それでも、夕方をだいぶ過ぎてからようやく完成となりました・・。
自作組のみなさま、本当にお疲れ様でした。
■ケーブルの被服のむき方や、圧着端子の取り付け方を学びます。工具は偉大です。
■自作組ははんだづけ作業が続く。ペースをあわせ、間違わないように・・。
今回は、過充電防止コントローラー以外、自作する時間がなかったのですが、
みなさん家に帰った後も作業を続け、無事に3色バッテリー残量チェッカーと、
USB給電ユニット(5V,3A)まで完成させたようです。
■持ち帰って、3色バッテリー残量チェッカーとUSB給電ユニットもすべて完成。すばらしい!
第1期に参加されたみなさま、本当にお疲れ様でした。
晴れの日が、いつもよりも楽しみになっていたら幸いです。
夏になるとさらにたくさん発電してくれるようになりますよ。
現在、コントローラーの自作に挑戦された方を中心に、
太陽光で活用できるLED照明づくりのWSを企画中です。
明かりの基礎知識や省エネの話から、自分で必要な明るさを考えて、
LED照明を設計、組立までやれたらいいなと思っています。
「それはやってみたい!」「お手伝いしたい!」という自作組出身者がいましたら、
ぜひひのでやエコライフ研究所まで、ご連絡くださいませ。
第2期は、2月13日からスタートします。
また新しい方と出会えることを楽しみにしております。